前日光大師 観音寺

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観音寺の御仏
山間の寺の鄙びた御仏たち
聖観世音菩薩像
 現在唯一、慶派を継承する松本明慶大仏師の作。
 像高 100センチメートル
 くすの木一木造
 檀像様式
 
 観音寺御詠歌「来てみれば 姿やさしきみ佛に 笑み迎えられ うき世わすれぬ」そのもののたおやかな微笑み、流麗な御姿の聖観音さまです
阿弥陀如来像
 阿弥陀堂御本尊。
 大正時代の作(仏師は不明)
 像高 55センチメートル
 木材不明 金箔施し

 小像ながらも、プロポーションの良い御姿で、お体と台座、光背のバランスが取れた美しい仏様です。
弘法大師像
 桧一木造。
 像高 90センチメートル

 本堂西の間に安置された弘法大師坐像は、日々、関東八十八ヶ所巡礼のお遍路さん達の信仰を受けています。素地仕上げの厳しいお顔から真言密教の奥深さを窺い知れる様な大師像です。
不動明王像
 金銅製。
 像高 25センチメートル
 光背、右手持物は欠損。
瑞兆の龍
 像長 160センチメートル
 像高 60センチメートル

 日光市在住の日光彫彫刻家、長谷川一刀氏の作。
 日光彫特有の力強い彫口が、躍動感に満ちた龍の姿を余すところなく伝えています。
六地蔵像
 石材
 202×80センチメートル
 
 一枚石の光背に六体の地蔵様が彫り出されています。
延命地蔵像
 石材
 像高 200センチメートル

 重量感溢れる体格に温和なお顔。合掌地蔵は、少し珍しいかもしれません。